Japan-IMF奨学金申し込み応募にあたって知っておくべきこと
「Japan-IMF奨学金 無料オンライン INFO SESSION 2024 のお知らせ」
Japan-IMF奨学金について質問はございませんか?当奨学金についての「INFO SESSION 2024」を、10月5日 PM7:00〜(日本時間)から開催いたします。申請書作成についての注意点やアドバイスなど、応募にあたり知っておくべきことを解説いたしますので是非ご参加ください。 質問のある方は参加登録のフォームに記入して送信していただければ、当日のセッションで回答を用意しておきます。セッション中の質疑応答も時間の許す限り受付けいたします。初歩的な質問や今さら聞きづらい質問をお持ちの方、まさに申請書作成中で行き詰まってしまっている方などお気軽にご参加ください!セッションの詳細・参加登録はこちらへ。
Japan-IMF スカラシップ・プログラム(以下、Japan-IMF奨学金)の申し込み応募のステップとして、大きく3つに分けてみると以下のようになります。
- 年度パンフレット内容を確認
- 申し込み応募申請書作成・提出
- 申し込み応募締切り
では、慌てることなく締切りに間に合うよう進めるにはどのようにすれば良いのでしょうか?それぞれのステップの間に必要な準備、しておくべきことを紹介します。
Japan-IMF奨学金の年度パンフレット内容を確認
パンフレットには応募条件や応募資格が記載されているので自身がそれに当てはまるかを確認し、応募開始前でも取り掛かれる必要な提出物の準備をします。
- 志望理由:申請者の経歴やキャリアゴールを含め、IMFエコノミストとして勤務することへの関心を中心にまとめたもの
- 大学の成績証明書
- GRE と、TOEFLまたはIELTSのスコアー
- 推薦状2通
- 博士課程出願書類をスキャンした電子ファイル(ただし、博士課程在籍中や合格通知を受領した応募者は除く)
Japan-IMF奨学金(2025-2027年度)パンフレット
画像をクリックするとパンフレットをダウンロードできます。
Japan-IMF奨学金の申し込み応募内容をIMFホームページで確認
IMFホームページに記載されているJapan-IMF奨学金についてもダブルチェックしておきましょう。
Japan-IMF奨学金の応募条件や資格についての「よくある質問」とその回答
「Eligibilityに”A Japanese citizen”とございましたが、日本人国籍ではなく、永住権保有者も対象でしょうか?」
残念ながら日本永住権保持者は日本国籍には当てはまらないので対象となりません。
「専攻分野についての質問です。開発経済学など、マクロ経済学以外の経済学系専攻に興味があるのですが、この専攻の中でマクロ経済学や金融を勉強する場合についても応募資格はありますか?」
応募資格者の専攻分野についてIMFから示された条件では以下のように述べられております。
「Applicants obtaining a PhD in macroeconomics, finance, public finance, monetary economics, international economics, international trade, poverty issues, political economy, or econometrics are invited to apply. If you are not obtaining a PhD in these fields you may submit an application to this program for possible consideration on a case-by-case basis. 」
このように、マクロ経済学以外の経済学分野専攻でも、金融学、国際経済学、経済学、金融経済学、国際貿易学、政治経済学、計量経済学、貧困問題、開発経済学などの専攻については応募資格に問題はありません。この奨学金プログラムでは必ずしもマクロ経済学に限定した専攻の方を募集している訳ではなく、将来的にIMFで働くことになった時にIMFの仕事に貢献できる分野である事が基本条件となっているため、専攻内容についてはある程度の幅が認められています。
ただし、”マクロ経済学”のように直接IMFから提示されている専攻内容ではない場合は、応募の過程で、いかにその専攻がIMFの業務に関連があるか、またIMFの業務に貢献できるかをアピールする事がとても重要になります。
「現在、アメリカの大学のEconomics Ph.D Programに在籍して3年目になり、あと3年間在籍する予定です。受給時開始時点ではPh.Dの4年目になりますが、応募は可能でしょうか?」
本奨学金の条件として、博士課程1年、2年、3年への進学が一つの基準となっていますので、残念ながら4年目からというのは条件対象外となります。
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Japan-IMF奨学金の申し込み応募申請書作成・提出
Japan-IMF奨学金申し込み応募はオンライン申請を基本とし、毎年8月頃を基準に開始されます。申請書作成は応募の開始とともに進むことが可能となります。申請書は12項目の作成となり、以下の通りに分かれています。
Application Sections
- Data Privacy
- Eligibility
- Personal Background
- Academic History
- Academic Achievements
- Employment History
- Languages Skills
- Study Plan
- Applied Universities
- Recommendations
- Signature
- Review
Japan-IMF奨学金の申請書作成と提出についてのウェビナー
過去に行ったJapan-IMF奨学金申し込み応募申請書作成・提出についてウェビナーをご覧ください。各セクションについてのアドバイスや注意事項を紹介しています。
Japan-IMF奨学金の申し込み申請書作成や提出についての「よくある質問」とその回答
「推薦状の依頼は大学院の指導教授でないとダメですか?」
大学院の指導教授以外の教授や、大学ゼミの先生などに依頼する学生もいます。
「アメリカの大学で経済学博士課程に在籍しているのですが、JISP奨学金に応募する際、2年以上前(海外大学院に出願した時)に受験したTOEFLやGREのスコアを提出することは可能ですか?」
すでに留学先で博士課程を進めている場合、過去のスコアでも提出可能になります。なお、応募後の書類選考で追加の必要事項が求められる場合はJapan-IMF奨学金募集担当者より、直接ご連絡させていただくことがあります。
「推薦状の提出を除いて全てのアプリケーションセクションは完成しているのですが、推薦状未提出の状態で申請に進んでも大丈夫ですか?」
推薦者の情報が正確に入力してあることを確認し、申請に進んでください。アプリケーション申請後、IIEから推薦者へメールが送信され、推薦状を直接IIEへ提出する流れになります。推薦状を依頼する際、必ず申請締切り期日前に提出するよう依頼者へ伝えましょう。
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Japan-IMF奨学金の申し込み応募締切り期日
例年、11月末日が申し込み応募締切り期日となっていますが、過去数年の間に締切り期日の変更が行われました。予告なく変更になる場合もありますので最新の情報確認をしましょう。
Japan-IMF奨学金の申し込み応募締切りについての「よくある質問」とその回答
「締切り間近になってやっと推薦状を依頼できる推薦者を見つけることができたのですが、推薦状の提出が締切り期日に間に合うか不安です。万が一、間に合わなかった場合は申請自体却下されてしまいますか?」
基本、推薦状の提出も締切り期日までとなっています。事前に依頼者に締切り期日を正確に伝え、期日前に提出してもらうよう依頼することが重要です。
「昨年度のパンフレットでは応募締切り期日が11月30日となっていましたが、IIEよりメールで応募締切り期日が1ヶ月延長になったと連絡がありました。その場合どちらが本当の締切り期日になりますか?」
パンフレットが発行された後に変更事項が起こる場合もあります。IIEからの連絡が最新情報になりますので、迷惑メールとして受信しないようメールの受信設定には気をつけましょう。なお、IIEからの連絡事項メールは申請に登録を済ませた方のみに送信されます。
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Japan-IMF奨学金とは大きな挑戦
日本政府が資金を提供している Japan-IMF Scholarship Program(Japan-IMF奨学金)は、国際通貨協力のための世界における中心機関、国際通貨基金(IMF)でIMFエコノミストとして働くことを目指す日本人学生のための奨学金制度です。IMFは、国際通貨システムの安定を維持することを目的とした世界の持続的な経済成長と、生活水準の向上に不可欠な機関です。そのため、誰もが受給できる奨学金制度ではなく、定められた募集期間の応募者の中から厳選された方々がJapan-IMF奨学金受給者になれます。IMFは、より良い世界経済と我々各国民の生活水準の豊かさを目指す優秀な日本人を積極的に募集しています。
Japan-IMF奨学金受給者の声
Japan-IMF奨学金を得てIMFエコノミストになった受給者の志望動機、経験、応募者へのメッセージをご覧ください。
この投稿は2023年9月26日の投稿のアップデートです。