Japan-IMFスカラシップ・プログラムとは

博士号取得のためのJAPAN-IMFスカラシップ・プログラム『以下、「Japan-IMF奨学金」という。』は、日本政府が資金を提供し、国際教育協会(Institute of International Education: IIE)の協力を得て、IMFの能力開発局(Institute for Capacity Development)が管理・運営を行っています。

Japan-IMF奨学金は、マクロ経済学の実務専門家としてIMFで働くことを目指す、博士課程で学ぶ日本人奨学生への支援を目的としています。Japan-IMF奨学金は、海外の大学での博士課程の内の2年間を対象としています。

全てのJapan-IMF奨学生は、IMFで10~13週間に渡り行なわれる有給の夏季インターンシップに参加・修了し、博士課程終了後に、IMFエコノミスト・プログラム(EP)に応募し、合格した際は、オファーを受けることが義務付けられています。*

*この条件を満たせない場合は、奨学金の返済が求められます。なお、限られたポジションに多数の応募が集中することから、Japan-IMF奨学生という立場はIMFでの雇用を保証するものではありません。

Japan-IMF奨学金とは

Japan-IMF奨学金は、大学院におけるマクロ経済学の勉強に必要な2年間の学費全額と医療保険、月々の生活手当と対象となる一部の旅費を支給します。

さらに、Japan-IMF奨学生は、

  • ワシントンDCのIMFで行われる2日間のオリエンテーションに参加し(費用はIMFが負担)、他のJapan-IMF奨学生、同窓生やIMFスタッフと交流することができます。
  • IMFで行われる10~13週間の有給の夏季インターシップに参加します。
  • IMFのエコノミスト・プログラム(EP)に応募します。

リサーチ・アナリスト・プログラム(RAP)

IMFでのキャリアを目指す日本人応募者は、Japan-IMF奨学金への応募に先立ち、RAPへの応募を推奨します。RAPは有給の職務であり、研究経験を積む貴重な機会となります。これにより、博士課程への進学や将来のキャリア構築に向けた応募者の実績を強化することができます。RAPでの職務経験はプレドク(博士課程前の研究職)として認識され、応募資格として高く評価されます。

RAP期間中、応募者は評価および面接を受けます。その後、以下の条件をすべて満たした場合に、Japan-IMF奨学金の条件付きオファーを受け取ることがあります:

  • 一流大学の博士課程への入学が決定していること
  • 博士号取得後、IMFのエコノミスト・プログラム(EP)への応募意志と、合格時に入職する意思を持っていること
  • EPの応募資格である34歳未満であること

Japan-IMF奨学金の承認を受けた後は、その旨を博士課程の出願書類に記載することができます。

RAPへの応募を希望する日本人応募者は:

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