steps of study abroad graduate schools

大学院留学準備ステップ

Japan-IMF奨学金を得て海外留学をご希望ですか?留学準備に要する期間は基本的におおよそ1年〜1年半と言われています。提出書類の準備・作成や希望大学のリサーチ、必要テストスコア、学生ビザ申請、奨学金申請など、まず何から始めたら良いのか準備ステップを把握しておくことが重要です。また、留学に必要となる提出書類とJapan-IMF奨学金応募申請に必要となる提出書類をあらかじめ比較しておくと必要書類の取得に二度手間がかからずに済みます。

STEP 1 留学目的・動機の明確化

留学目的や動機を明確にすることは、多様なプログラムの中から自分に合った大学院を選択したり、合格につながる説得力のある出願書類を作成する上で重要になります。また、明確な目的意識は充実した留学生活を送り、最終的に留学を納得のいく結果に結びつける上でも重要な鍵となります。

  • なぜ留学する?
  • 何を学ぶ?
  • 誰に(どの大学院で)学びたい? なぜ?
  • 留学後の計画は?
  • どのように成長したい?

など、留学目的や動機を箇条書きし、さらに文章にまとめておくと、後に出願書類に含まれるエッセイを書く際に役に立ちます。

また、Japan-IMF奨学金申し込みにもIMFエコノミスト志望にあたるエッセイの提出が必要となりますので、IMFの役割や活動などをしっかりと把握した上で、志望動機を書き上げる準備をしましょう。

IMFの役割と活動とは

STEP 2 留学先の大学院選択

自分の目的を達成するために最適な大学院を選択できるかが、最終的に留学が実りあるものになるか否かに大きく影響しますので、大学院選択はできるだけ慎重に行ってください。とは言っても、多数の大学院の中から留学先を決めるのは難しいです。また、入学方法や学位の取得などは大学院によって様々ですので、自分の留学目的に合った大学院をいくつか選択をし、そこからさらに自分の条件がより合う大学院を絞っていくと良いでしょう。留学先の環境や治安なども把握しておくと決め手の一つになります。

大学院の選択と同時に留学中の滞在先もある程度調べておくといいでしょう。主に学生寮・ホームステイ・シェアハウスが一般的にあげられ、どれをとってもメリット・デメリットはあります。何を重視して選ぶかしっかり下調べをし、自分に合う滞在先を渡航する前には決めておきましょう。

学生寮は、大学に近い場合が多く通学が便利でとても実用的です。一般的に寮の個室にある家具は机とベッド程度で、トイレやシャワー、キッチンのような施設は、ほかの学生と共同で利用します。食事や生活スタイルは自由ですが、洗濯や居室の掃除などは自分でする必要があり、ルームメイトがいる場合は生活パターンや習慣の違い、騒音などが気になることもあります。その場合は自分の意見をしっかりと伝えたり、交渉したりすることも必要となります。寮には同じ大学の学生が住んでいるので友達が作りやすく、一緒にでかけたり勉強を教え合ったりできるのも学生寮の良い点です。

ホームステイは、ホストファミリーとのコミュニケーションを通して語学力も大幅に向上すると言われています。現地生活のサポートもしてくれるので、慣れない環境で生活する不安が少ないのも、ホームステイならではの安心感です。基本的に家賃・食費・光熱費が料金に含められていますが、食事や就寝時間が決められている家が多いなど、ステイ先によって体験内容が全く違うのも事実です。通学時間や環境、家族構成、預かっている留学生の人数、ホストファミリーとしての経歴など、できるだけ情報を集め、自分がそこで暮らすことをイメージできる家庭を選ぶと良いでしょう。

シェアハウスは、複数人で1つの家を共同で借りるケースが多いようです。そのため、シェア人数が多いほど家賃が安くなりますが、一緒に暮らすルームメイトは同じ学校の生徒だけでなく、他校の生徒や会社員などさまざまな場合もあります。多国籍のシェアメイトであれば、異文化交流や情報交換を楽しみながら英語力の向上につなげることができます。寝室は自分専用とし、リビングやキッチン、バスルームなどを他の同居者と共用するのが普通です。注意点としては、同居者も男女混合、国籍や年齢は問わない場合が多いため、生活スタイルの相違から住人同士の問題が起こりやすいのも事実です。生活上のルールも物件によって異なリますので、初めての留学や馴染みのない土地なら、まずはホームステイや寮に滞在し、時間をかけて自分に合ったシェアハウスを探すのも手です。

過去のJapan-IMF奨学金受給者が通った大学院

世界大学ランキングTOP100 (2023年度版)

アメリカの大学院(経済学専攻)検索 by Peterson’s

アメリカの大学院(経済学専攻)ランキング by US News

STEP 3 大学院留学に必要な条件

留学に課される基本的な資格・条件は、学力・英語力・経済力などです。各大学院によって異なる入学資格や条件を設けているので事前に大学のホームページなどで確認をしましょう。

大学院留学に必要な学力とは(学業成績・適性能力テスト)

例)アメリカ大学院留学の場合

大学院課程に入学するには、大学を卒業し(あるいは卒業見込みで)学士号を取得している(あるいは取得見込みである) こと、さらに高校卒業以降全ての教育機関で発行された成績証明書の提出と、GRE®︎またはGMATなどのテストスコアの提出が必要です。

GRE®︎受験申し込み https://www.ets.org/gre/

GMAT受験申し込み https://www.mba.com/exams/gmat

大学院留学に必要な英語力とは

留学をするにあたり自分の英語力がどのぐらいのレベルにあるのかを知る必要があります。授業は基本的に英語で行われるので英語能力が重要となるため、留学生は英語能力テストのスコアが入学審査の重要な判定材料とされます。

英語能力テストの中で最も広く用いられているTOEFL®︎の他に、IELTS(International English Language Testing System)、PTE( Pearson Test of English)Academicなどがあり、大学院が必要とするテストスコアを英語力証明資格として提出します。

TOEFL®︎受験申し込み https://www.toefl-ibt.jp/test_takers/

IELTS受験申し込み https://www.eiken.or.jp/ielts/apply/

PTE受験申し込み https://www.pearsonpte.com/

テストにより、年の受験回数が異なりますので事前に日程を確認しましょう。

大学院に提出する以外に、Japan-IMF奨学金の応募条件としてもGRE®︎と、他にTOEFL®︎、またはIELTSの2つのスコアが必要になります。

海外留学に必要なGRE®︎とTOEFL®︎の違いって?

大学院留学に必要な経済力とは

留学の基本的な必要経費は、往復旅費・授業料・教科書代・家賃・医療保険代・食事代・雑費などです。大学や住む場所の環境により異なりますが、それを負担できる財政証明があって初めて、大学院側から最終的な入学許可証を発行します。また財政証明はビザ申請の際にも必要になります。

説得力のあるエッセイを作成

大学院留学にあたり、ほとんどの大学がエッセイの提出を要します。上記の留学に必要な条件と同様、エッセイもとても重要なポイントとなります。STEP 1で表記した留学目的や動機を基準に、なぜその大学院に入学したいのか、なぜその研究がしたいのか、などの自身のアピールが相手に伝わるよう、説得力のあるエッセイを書き上げましょう。

STEP 4 大学院留学の出願手続きと合否の通知

提出する出願書類は丁寧に、そしてできるだけ自己の能力、資質等をアピ-ルするよう心がけて用意しましょう。大学院により必要な出願書類の内容や出願の締め切り日が異なりますので、しっかりと確認をし、成績証明書や卒業証明書、推薦状などは早めに依頼をし余裕を持って準備することを心がけましょう。出願してからどのくらい合否の通知が届くのか確認をしておき、その期間内に届かない場合は直接大学院へ審査の進行状況を問い合わせてみましょう。

海外大学院合格への道 (アメリカ版とイギリス版)

STEP 5 学生ビザ申請

学生ビザ申請についていくつかの国の学生ビザ申請法を紹介します。

アメリカの学生ビザ申請法について

イギリスの学生ビザ申請法について

カナダの学生ビザ申請法について

フランスの学生ビザ申請法について

オランダの学生ビザ申請法について

学生ビザ申請について上記の情報を提供していますが、ビザ申請法に関して予期なく変更になる場合があります。ビザ申請を行う前には大使館公式サイトなどで自らの最新情報の確認をお願いいたします。

STEP 6 Japan-IMF奨学金の申込み申請

STEP1〜5と同時進行でJapan-IMF奨学金の申し込み申請準備も確認し進めていきましょう。大学院に提出する書類とJapan-IMF奨学金応募に必要な書類をまとめておくと、依頼して取得する成績証明書や推薦状など二度手間にならずに済みます。また、アメリカ留学のみならず、イギリス、カナダ、オランダ、フランスなど他国への留学も対象としています。

Japan-IMF奨学金申し込み資格と条件

Japan-IMF奨学金の申請は12のセクションに分かれており、エッセイの提出もその一つとなります。エッセイは自分をアピールできる重要なポイントですので、IMFエコノミスト志望の理由や、なぜ自分がそのポジションにふさわしいのかなど説得力のあるエッセイを作成しましょう。申請内容の12のセクションは下記の動画から確認できます。

Japan-IMF奨学金申し込み申請法の動画

STEP 7 渡航前準備

渡航前に航空券やパスポートの手配(有効期限の確認)、ビザの取得はもちろんのこと、外貨購入や送金手続き、別送品の発送など、さまざまな準備が必要です。普段常備している薬など、渡航先で手に入らないものも事前にリストアップして用意しておくと良いでしょう。また、渡航前に体調を崩さぬよう健康管理もしっかり行いましょう。

Japan-IMF奨学金について「よくある質問」はこちらへ

Japan-IMF奨学金はIMFエコノミストを目指す日本人奨学生への支援を目的として、日本政府が資金を提供している奨学金制度です。

この投稿は2023年5月20日に投稿された記事のアップデートです。

Follow us on Instagram!

@japanimfscholarship